第8回「自分が好き」という事INFORMATION
原田陽子氏からこのような質問をされた。
「結婚して生活してる中で、奥さんと自分の親を含めて周りの人の
僕はこの質問について、正直困った。
嫁も大事だし、自分の親も大切だ。そして、嫁の親も大切だ。
僕はこう答えるしか無かった。
「比べられませんので、どれも大切です。」
恐らくこう答える男性は多いと思う。
答えた後に、原田陽子氏はこう言った。
「私は、私が一番大切です。」
僕は凄くストレートな答えだと思った。
本来、心の奥底では、人はこう答えたいのではないか?
そう思った。
自分が好き、こう言える人はそこまで世の中多くないと僕は思う。
皆、どこか自分に嫌な所があったり、気に入らない所があったり、
原田陽子氏は「自分が大好き」と常に話す。
自分が好きである事は、生活する中で何を生み出すのだろうか?
「自分が好きになると、当然自分の事が大切なので、
なるほど。
大切な自分がある事で、相手の心を読み解く手がかりができる、
自分の経験を通して、相手を思いやる事ができるようになる、
続けて原田陽子氏は言う。
「自分がHAPPYになれる好きな事を考えていたり、
心にゆとりが無いときは、外に目が向かない。笑顔も出せない。
つまり相手の事を考えられない。
確かに、そういう事はよくある。
「自分探し」
よく聞かれる言葉だが、
原田陽子氏の話す事は、「自分探し」ではない。
自分の事を知って、自分を好きになる。
まずはそれを知る事であり、難しい「哲学的な話」ではない。
日常において、常に考え、実行したり反復したり出来る事だ。
自分が好きな事を追求してゆくと、
あれが欲しい、こういうものを身につけたい。
それもその人の「心地の良い事」かもしれない。
そこにいきなり向かっていってもいいかもしれないが、
非常に身近な中で、自分の身の丈にあった中で、
原田陽子氏によると、例えばこういう事も幸せと考えている。
「例えば、お気に入りのカップに、香りの良い紅茶を淹れて飲む、
そう考えると、幸せは日常のあらゆるところに落ちていて、
自らが日常で楽しいと感じる事を、まずは素直にキャッチしていき
肩の力が抜けた気がした。
プロデューサー竹下和宏が語る、原田陽子の流儀 - この記事について
私が「原田陽子」という人物に初めてお会いしたのは、40歳の時。
ある会社でディレクターをしている時だった。
その頃、自分の人生の中で大きな問題があり、それを引きずりながら仕事をしていた。
気分が晴れないまま、そして、40歳という年齢を迎えても、なりたい自分に、自分が変われないまま過ぎ去って行く日々。
インターネット関連の相談から始まったお付き合いだったが、その「在り方」を知る度に、私は「引き込まれる」、まさにその表現が当てはまった。
「まだまだ、自分は変われてない」、そう感じてはいるが、確実に私自身の人生に大きな影響を与えているのは確かだ。
お会いしてお話をした際に毎回「気づき」があり、それが私に影響を与えている。
「気づき」は一見「メソッド(方法)」のように感じるが、その神髄は「在り方」にあると感じている。
ここに、その「気づき」を記してゆき、「原田陽子」という「在り方」の「本質」を明らかにしてゆければと思う。
フリープロデューサー / ディレクター
竹下和宏