第9回 人生を愉しく生きる準備INFORMATION
これまで、8回に渡りこのコラムを書いてきたが、様々な話を書いてきて、基本の要素が同じものが多数ある事に気づく。
つまり、このコラムを書く事によって、原田陽子氏の源泉がまとめられつつある、という事かもしれない。
今回から数回に渡って、今までのコラムを振り返りつつ、まとめてゆきたい。
今回は全ての事に共通に言える、基本の何をすべきかについて書いて行きたい。
全ての人の心の中には必ず「愛」はある。私はそう思う。しかし.....
自分の愛が発揮されない。
思っていても、気持ちが相手に伝わらない。
子どもに気持ちが伝わらない。
夫に気持ちが伝わらない。
親、兄弟に伝わらない。
友達に気持ちが伝わらない。
そういう経験をした事は皆さんあると思う。
これは凄く勿体ない事だ。
自分の心の中に愛があるというのに。
愛を相手に見えるように、相手に分かるようにするために、重要な事がある。
それは「心に余裕ができる時間を持つ」事。
自分の気持ちに余裕があれば、もっとしっかり話ができたのに。
自分の気持ちに余裕が無くて、うまくいかなかった。
そういう事を感じた事は無いだろうか?
「時間」
心に余裕を持つための「時間」を作り出す重要性は極めて高いのではないのだろうか。
時間を作るためには日頃やらなくてはいけない事をより効率的にできるか、が自分の気持ちを表現できるようになれる一番の早道ではないだろうか。
原田陽子氏のサロンレッスンにおいては、様々な生活の側面での効率を高めるアイデアを教えている。
原田陽子氏の伝えるレシピやライフスタイル術は効率をアップさせる事が目的ではない。効率化は目的のために辿る「手段」。
その先にある「時間に余裕を持ち、相手に愛を与える事の出来る自分」を作り出す事が目的だ。
時間があると様々な事に思いを巡らせ、しっかりと準備が出来て、最高の自分を出す事ができるようになる。
時間に余裕を作る事で、その成果が大きく変わる。
時間に余裕があれば、自分の周りの人に、しっかりと愛が伝わる言葉を発するようになれるはずだ。
時間に余裕があれば、自分の気持ちが込められた言葉が口を突いて出てくるはずだ。
こうした時間術や効率を高める考え方、やり方に関する書籍やセミナーは沢山ある。
しかし、「何が目的の効率化なのか?」が忘れ去られてしまいがちではないか?
つまり、目的と手段がわからなくなってしまう事が多いのではないか?
効率化の先に自分が何を求めているのか?
そう考える事はすごく重要だ。
原田陽子氏はその先に「愛」を見ている。
私はそう感じる。
プロデューサー竹下和宏が語る、原田陽子の流儀 - この記事について
私が「原田陽子」という人物に初めてお会いしたのは、40歳の時。
ある会社でディレクターをしている時だった。
その頃、自分の人生の中で大きな問題があり、それを引きずりながら仕事をしていた。
気分が晴れないまま、そして、40歳という年齢を迎えても、なりたい自分に、自分が変われないまま過ぎ去って行く日々。
インターネット関連の相談から始まったお付き合いだったが、その「在り方」を知る度に、私は「引き込まれる」、まさにその表現が当てはまった。
「まだまだ、自分は変われてない」、そう感じてはいるが、確実に私自身の人生に大きな影響を与えているのは確かだ。
お会いしてお話をした際に毎回「気づき」があり、それが私に影響を与えている。
「気づき」は一見「メソッド(方法)」のように感じるが、その神髄は「在り方」にあると感じている。
ここに、その「気づき」を記してゆき、「原田陽子」という「在り方」の「本質」を明らかにしてゆければと思う。
フリープロデューサー / ディレクター
竹下和宏