第13回 挨拶から始める人生の愉しみ方

今回のこのコラムは、出張先の鹿児島にて書いている。
先日、原田陽子氏と話した内容をこの出張中に実践することで非常に気持ち良い日々を過ごしている私である。



それは、どういうことを実践しているかといえば、「挨拶」である。
そう前回コラムで書いた「挨拶」。
具体的に言えばコンビニエンスストアやスーパーに入ったときに店員さんに一言


「こんにちは」


と挨拶をしてみる。
すると店員さんがにこやかに


「こんにちは」
「いらっしゃいませ」


と返してくれるのだ。
非常に気持ちが良い。
鹿児島でも、この先に移動する熊本でも、どこであっても、こちらが笑顔で挨拶をすれば気持ち良い返事が返ってくる。


日頃コンビニエンスストアにて、商品を入れるための袋がいるかいらないか、店員さんに聞かれた時の他のお客さんの態度を見て、私が常々疑問に思っていたことを原田陽子氏に尋ねたことから、この「挨拶」の話は始まった。

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店員さんが商品の会計が済んだあと、
「袋は要りますか?」
と尋ねた時、
客は
手振りで「いらない」と表現したり
ぶっきらぼうに「いらん」と返したり。
中には「袋は当たり前にいるだろう」と店員に返事をしたりする人もいた。


受け答えは成り立っているが、そこに心は通っていないのだ。


その事を原田陽子氏に話したところ、


「言葉や挨拶は、相手にしているように思われがちですが、実際は自分に返ってくるものですよね。
特に挨拶は気持ちよく挨拶をすれば、気持ちよく自分に返ってくる。
実は自分自身がHAPPYになれるためのアイテムだと考えていただければ、それはとても素晴らしいことですね。」


私も、そう思った。
悪いものは悪く、良いものは良く自分に返ってくるのだ。


そこで原田陽子氏に


「日頃、どのような挨拶を心がけていらっしゃいますか」


と聞いたところ、


「そうですね。例えば...
コンビニエンスストアに入るときやスーパーのレジで店員さんに"こんにちは"とお声掛けをしたり、
銀行のATMで出金や入金が終わった後、うしろで並んでいる次の方に"お待たせしました"と声掛けをする...などですね。」


私はこの答えを聞いてはっとした。
私がこれまで思っている以上に挨拶はもっと、たくさんの種類があり、更にはもっと大きな効果があるのだ。
そして私はこれまで、その挨拶の1部しか使えていなかったことに気づかされた。


人とコミュ二ケーションをとるのが辛い、怖い。
私も実はどちらかと言うと、人見知りのタイプだ。
しかし、心ではわかっている。
人と交わり、コミュ二ケーションは自分を広げていく。自分の価値を上げていく。
マナーの一部と言われる「挨拶」により、人生ががより愉しいものになるだろう事はわかっている。
でも、何か一歩踏み出せないものがそこにあるのだ。


世の中にはたくさんの挨拶や人に掛ける言葉がある。


自分にとって簡単でいつでもできる挨拶を学び、身につければ、もっと愉しい人生が、きっと過ごせるに違いない。
最初はパターンで覚えて、ぎこちないかもしれないが、数をこなし、経験を増やしていくうちに、それも身に着いていくことだろう。
「何かを話さなければ!」と難しい話題作りに四苦八苦するより、まずはたくさんの人に挨拶をしてみよう。
そう思って、今日も知らない人に対して挨拶するというチャレンジを続けて行きたい。

 


 





原田陽子流「丁寧な暮らし」について

原田陽子氏のお話をお聞きする中で、様々な「気づき」があります。それは生活の中における、ちょっとした悩み事や考え方を変える、ヒントになると感じました。


この「原田陽子流 丁寧な暮らし」というコラムを通じて、そうした生活に役立つ考え方、捉え方を記して行く事で、お読みになった様々な方のヒントになれば、と思っております。



書き手:フリープロデューサー / ディレクター
竹下和宏